こんにちは、はちデポです。

今日もまたまたスマホのお話です。

スマホをテレビにつなぎ、大画面で楽しむことが出来るのはご存知かと思います。
当ブログでも色々とご紹介してまいりました。

ただし!

すべてのスマホがすべてのテレビに必ずつながる訳ではなく、
映らない(使えない)組み合わせもあるんですよってお話をしたいと思います。

【テレビとスマホの有線接続について】

スマホ側           -  テレビ側
・HDMI            -  HDMI
・MiniHDMI          -  HDMI
・MicroHDMI         -  HDMI
・MHLアダプタ経由HDMI -  HDMI

物理的な接続方法は現在4種類ございます。
スマホには
「テレビとの接続を認識して自動的に外部出力(テレビに映す)タイプ」
「スマホの中の設定画面からHDMI出力を選択して外部出力(テレビに映す)タイプ」

があります。
繋いだだけで映らない場合、
「映らない!不良品?」って騒ぐ前に設定が必要ではないか確認してみましょう。

さて、今お使いのスマホもしくはご検討中のスマホが、テレビに繋がる必要がない方は「ふーん」って思っておいてください。
ドコモVIDEOストアのご利用や、
スマホのゲームを大画面で楽しみたい方はココからが大事です。


映像信号には「解像度とフレームレート」というものがございます。

解像度とは、画面を構成する画素(点)の数がどれくらいなのかという数値です。
例えば、フルハイビジョン画質の解像度は 1920×1080 です。
これは横1920個・縦1080個の点で構成されると考えることが出来ます。

フレームレートとは、1秒間に何コマで動画を構成しているか?という数値とお考え下さい。
当然、コマ数が多いと滑らかに、コマ数が少ないとカクカクぎこちない動きになります。
パラパラマンガと同じ考え方です。

よくテレビの製品紹介などで見かける「1080p」という表記があります。

これは解像度1920×1080dpi(ドット/インチ)、フレームレート60fps(フレーム/秒)という
フルハイビジョン規格対応という表記です。

上記2点「解像度とフレームレート」を踏まえつつ、本題です。

HDMI端子での接続は、あらかじめ固定された解像度やフレームレートだけを通すものではなく、
様々な解像度やフレームレートの信号を柔軟に通すことが出来ます。

しかし、テレビは様々な信号の入力を想定して作られていないものもあり、
そのテレビが対応できない解像度やフレームレートの信号を受け付けた場合、
全然映らなかったり、正しく表示できなかったりします。

具体的に想定される例を挙げます。

1.最新のスマホを買いました。
2.これはMHLアダプタを通じ、HDMI接続でテレビに出力できる事が確認済みの機種でした。
3.早速自宅のテレビに接続してみましたが、画面は真っ暗なままで何も映りません。
4.スマホ側の状態や挙動を見る限り、スマホは正しく出力しているようです。
5.MHLアダプタの不良かと思い、販売店で交換してもらったがやっぱりダメだった。
6.スマホを購入したショップに相談したが、スマホは正常品と判断された。
7.どうしてぇ~???

こういうパターンが想定されますし、既にネットの書き込みでも散見されます。

MHLアダプタを利用する接続の場合、1080p 30fpsという出力に固定されています。
フレームレートは30fpsとなります。

ところがテレビによっては、
外部からのHDMI入力は1080p 60fpsしか利用できませんというものがあります。
こういうテレビは残念ながらスマホを繋いで映すことが出来ないのです。

この解像度やフレームレートの問題は、MHLアダプタを利用しない接続でも起こりえます。
スマホからダイレクトにMicroHDMIなどで接続する場合、今度はスマホそれぞれの出力している信号の種類によって映らない組み合わせが出てきます。MHLアダプタは規格が固定で決まっているので分かりやすいですが、スマホの出力って説明書にも書いてないかもしれません。

長々と説明してまいりましたが、

テレビによって映る・映らないの違いが出てきますので、
スマホやMHLアダプタ、HDMIケーブルを疑うよりは、
まず先にテレビの対応確認をしたほうが良さそうです。


あたかも簡単に、どんなテレビでも映るかのようなイメージが先行していますが、
そうでもないということを覚えておいてください。

でも、映ったら結構楽しいし、便利ですよ♪